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2011年9月10日 (土)

中野茂樹+フランケンズpresents Live 「1年後」 感想のメモ

2011年9月5日ソワレ 関内KAMOMEでの中野茂樹+フランケンズpresents Live 「1年後」感想のメモ。

会場は、かなりお洒落なライブハウス。

なんとか開場に間にあって、前方の席をゲット。
椅子の座り心地のよいことこの上なし。
カンパリオレンジを呑みながら
なにか心が和んでしまいます。

それが、冒頭のピアノ演奏で、空気がきゅっとしまる。
続いてのアイドリングのような、
恣意的に噛み合わないラップに観る側が上手く舞台を向かされる。
そこで暖められた観る側を
思いっきりエッジの効いたラップが一気にさらい取っていく。
さらにはこの先100年を逆さの位置から
落語のごとく鮮やかに綴ったり
ぞくっとくるようなダンスがあったり・・・・。
そして、世界がしっかりとつくられたラップに幾重にも取り込まれたり。

演目に統一感と表現のバリエーションがしたたかに混在した流れがあって、
観る側を心地よく舞台に縛りつけてくれる。
大谷能生率いるバンドの生演奏のセンスは超一流で・・・。
休憩の間も逃げていかない高揚感が残る。

そのままの雰囲気で後半にはいると
さらに舞台は豊かに膨らんでいきます。
バンド演奏、端田さんの紙芝居、
さらに「一週間」などが歌われて・・・。

そして
1年前、あうるすぽっとで上演された
「長短調(または眺め身近め)の私が観ることができなかったバージョンからの
メドレーが上演されるのですがこれが凄かった。
圧倒的なグルーブ感がある一方で
それに塗りつぶされたり埋もれたりすることのない空気が
しっかりと舞台上につくられていて。
なにか一年前に観ることがかなわなかったものへの
無念がやっと晴れたような気分。
とにかく、ラップにしてもダンスにしても演劇的な空気の醸し方にしても、
演じ手がそれぞれの属するジャンルにに縛られたりこだわったりすることなく、
表現する世界のメソッドで演じ上げていく力に圧倒される。
リズムや発声や身体の使い方などなどが、
XXのスペシャリストが演じる・・・・風のまがいものではなく、
個々の出演者たちが、
がっつりとその世界を身につけて勝負をしてくるのです。

で、まっとうに勝負しているから
広がる舞台の空気が濁ることなく
ジャンルの垣根をこえた、さらに豊かなものに満たされる。
たとえば、卓越した役者が
卓越した域でのミュージシャンだったりラッパーだったりダンサーになりうるのかは
わかりません。
でも、少なくとも、卓越したダンサーがラッパーの尺度でも良いラッパーだったり
卓越した役者がそれぞれの尺度で良いラッパーやダンサーである等々が
まぎれもなく眼の前にあって。
だからこそ、
演じ手たちのソロ的なパフォーマンスは
本物として深度をもって観る側をつかまえるし
男たちのラップに
女性たちのバックダンスがすいっと重なる時
舞台が恐ろしいほどのパワーを持って観る側を凌駕していくのです。

それをライブハウスの距離で、
ゆったりとリラックスして観るのですから
これはもうたまりません。
なにか、とてつもなく満たされて、
舞台上の世界にどっぷりと嵌り込んでしまった。

会場を去る時にも、その高揚感が抜けていかない。
帰り道、いろんな凄さがばらけて、
あらためてぞくっとくる。

ちなみに「長短調」は再演の計画があるよう。
100年後の話は絵空事としての面白さだけだけれど、
この再演話には、
具体的なわくわくを感じることができました。

この催し、
ほんと、行って良かったです。

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