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2011年7月 9日 (土)

ナカゴー「バスケットボール」感想のメモ

July 8th、2011 上野小劇場 ナカゴー「バスケットボール」感想のメモ

(ここからはネタばれがあります。十分にご留意くださいませ)

多少好き嫌いが出るお芝居なのかもしれませんが、
個人的にはモロにつぼで、圧倒的に面白かったです。

前半のキャラクター達を観ているだけでも
わくわくと笑える。
登場人物たちのひとりずつが、実に丁寧に描かれていて。
しかも、それぞれの個性が、素敵と思えるくらい、まとまったり重なったりしない。
冒頭の二人の先輩と後輩のシーンにしても
ひとつの台詞や動作の行き先に、
観る側をその世界に閉じ込めてしまうようなおかしさがあって
しかも、それを飽きさせない空気の貫きがしっかりと作られていて・・・。

ゆるいといえばゆるいのですが
でも、切れがないのとはまったく違う。
こう、なんというか、いろんな箍をゆるめてはみ出してきたものが
したたかに組み合わせられているというか・・・。
役者たちの演技に繊細なルーズさがあって
キャラクターたちの個性がしなやかにつくられているから、
ベクトルを定めないような場の空気に
実存感やデフォルメがきっちりと醸し出されていて。

で、気が付けば、女子トイレの会話劇に
同じ目線でしっかりと取り込まれている。
しかも、そこまでが作品にとってベースの部分にすぎないのが恐ろしいところ(褒め言葉)。
その場にさらなるキャラクターが次々と積み上げられていくのです。

すでにベースが作られているから
いろんなキャラクターの色が不思議なほどに抵抗なく
その空気に取り込まれてしまう。
違和感が乖離せずに場の味として膨らんでいくのが凄い。
一人ずつが醸し出す雰囲気は、
きっちりと作り込まれていて、
だからといって場にそのまま調和するわけではなくどこかずれていて。
場の空気をいろんなベクトルに膨らませ、時には突き抜けていく。

この劇団を観るのは初めてじゃないし、テイストも十分知ってはいるのですが、
そんなこと関係なく、重ねられていく一つずつのシーンが
巻き込むように面白い。

役者たちも上手いのですよ。
劇団員はもちろんのこと、客演の役者たちにも
舞台に染められることなく
しっかりとしたキャラクターを作り込んでいく力があって。

もうがっつりと嵌り込んでしまいました。
洗練された小粋な喜劇とか、
ぶっとんでドタバタ大爆笑みたいなコメディではないのですが、
にもかかわらず、
個人的には圧倒的に面白かったです。

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