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革命アイドル暴走ちゃん『騒音と闇ドイツ凱旋Ver.』洗練されたカオスの更なる洗練

2014年9月27日ソワレで革命アイドル暴走ちゃん『騒音と闇ドイツ凱旋Ver.』を観ました。

会場はこまばアゴラ劇場。

この団体の舞台には、元々言葉などではとても語ることなどできない圧倒的な感覚があり、ある種の爽快感と達成感に凌駕されてしまうのですが、今回はさらに集団というよりも細胞単位で磨かれた刹那があって、見入りました。

従前のごとくある意味観る側にとってもタフな舞台ではありつつ、それをむしろ表現の輝きとするパフォーマンスの力量に、今回もまた虜にされてしまいました。

(ここからネタバレ等あります。ご留意ください)

構成・音楽・演出 : 二階堂瞳子

制作・WEB 樺澤

出演 : 加藤真砂美 アマンダ・ワデル 高村枝里 (以上、革命アイドル暴走ちゃん) 
相原 歩 安藤ゆかり 伊藤彩奈 伊谷亜子 金佳奈実 高麗哲也 小林ありさ 佐賀モトキ 紗弓 鈴木もも 染谷彩花 ダイナマイト・バディ夫 竹田有希子 出来本泰史 飛田大輔 橋本考世 廣瀬 瞬 藤田一陽 藤本紗也香 宝保里実 堀井和也 森 みどり 谷田部美咲 山岡貴之

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団体としての変遷があっても、蓄積されたさまざまなノウハウが生かされた舞台で、入場時から観劇中、そして劇場を去るまで観る側に余分な負担がなく、その分、パフォーマンスにより集中して楽しむことができました。

ドイツ公演の記録が背景に流れるなか、制作の方のMCが観る側をうまく惹きつけ、開演時間までの会場の密度を保ち続ける。そして、開演すると、そこには圧倒的な熱が一気に立ち上がる。

ここ数回の公演を観て感じたクリアさがよりしっかりとしていて、過去の公演とくらべ構成要素や肌触りがとてもくっきりしたカオスになっていたようにも思う。
混濁しないシーンの肌触りが、観る側に刹那ごとの印象を流し込んで、その解像度が刻まれる印象を更に強くしているようにも思えた。

一瞬ごとのミザンスや役者たちの動きのキレ、照明もいつも以上にすっきりとパフォーマーを映えさせていて。音のとおりも良く、劇場のサイズと演じられる物のスケールもよく調節されていて。
それは水や豆腐、わかめに鰹節、や衣類など様々なものがどんどん降ってくるし、客席内のパフォーマンスなども平気であるし、極めて体感的な部分を持った舞台なのですが、その勢いに流されない、作り手が抱いているであろう静謐なコアの風景がすっと垣間見える瞬間があって、今回はその残像が従前の公演とくらべてもより強かったように感じました。

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使用カメラ RICOH WG-4 GPS

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