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青年座『台所の女たちへ』女性が生きる今への二つの俯瞰

2014年8月21日ソワレにて、青年座『台所の女たちへ』を観ました。
会場は代々木公園/代々木八幡駅からほど近い、青年座劇場。

女性たちの時間を渡って作り出す視座が、刹那ごとの質感に、実存感や立体感を与えていく。
作劇の仕掛けと、そこに役者たちが編み上げるものに、しっかりと捉われてしまいました。

(ここからネタばれがあります。掲載が公演期間中でもあり、十分ご留意いただきますようお願いいたします)

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アロッタファジャイナ『安部公房の冒険』対比に編まれる明確さと繊細さ

2014年8月25日ソワレでアロッタファジャイナ『安部公房の冒険』を観ました。
会場は新国立劇場 小劇場 THE PIT。



骨組の明確さを支える戯曲と様々な対比を作り出す舞台の仕掛けに、役者の描き出すものが、淡々と奥行きをもった生々しさをかもし出す舞台でした。



(ここからネタバレがあります。ご留意をいただきますようお願いいたします。)

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月刊根本宗子第9.5号『私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。』モチーフにも作劇にもぞくっとくる舞台

、2014年8月22日ソワレで、月刊根本宗子『私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる』を観ました。会場は中野・テアトルBONBON。

「月刊根本宗子」はもしかしたら、今、東京の小劇場界でももっとも勢いのある劇団のひとつかもしれません。今回公演も早々に前売りは完売。開演前から客席にも熱気がありました。

ここから先の記述にはネタばれがあります。十分にご留意ください。公演期間中の掲載でもあり、これからご覧になる方はなにとぞ観劇後にお読み頂きますようお願いいたします。

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BoroBon企画『カナタノヒトヘ』異なる趣を支える役者の洗練。

2014年8月19日ソワレでBoroBon企画『カナタノヒトへ』を観ました。

中編の2作品を上演。会場は絵空箱。

この会場、先日旅立たれた水下きよしさんが最後に予約をしたとのこと。
フレキシビリティをもったスペースが作れることも、ワンドリンク付時のカクテルの美味しさも魅力なのですが、それよりもなによりも、この場所には観る側を取り込み舞台の肌触りにしっかりと浸し込む空気があって。

そのなかで、水下きよしさんとゆかりのあった役者たちが丁寧に紡ぐ一つずつの刹那を、しっかりと受け取ることができました。

(ここからネタばれがあります。十分にご留意ください)

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Moratorium Pants(モラパン)『恋する小説家』似て非なる映画と演劇の親和性

2014年8月2日ソワレにてMoratorium Pants『恋する小説家』を観ました。
会場は下北沢オフオフシアター。

映画と演劇のセット券が用意されていたので、最初に映画、それから演劇を観ました。

元々の映画があって、その映画をとりこんでの作劇ということだったようですが、ただ、単にコンテンツをコピーをするわけではなく、そこには演劇として表現しうるものへの新たな創意がしたたかに組み込まれていて・・・・。

まあ、物語の骨組みも同じ部分が多く、出演者も相当数かぶっていて、両作品を観て、映画と演劇の似て非なるテイストを味わいつつ、でもそれぞれが互いを膨らませていく感触にも心捉えられました。

ありそうで、なかなかできない、良い試みだったと思います。

(ここからネタばれがあります。ご留意ください)

 

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