革命アイドル暴走ちゃん『騒音と闇』、ここにしかないもの
2014年2月15日ソワレにて革命アイドル暴走ちゃん『騒音と闇』を観ました。
会場は相鉄本多劇場。
前日の雪がたっぷり残る中、劇場用の下履き、自前のカッパなどを持参して会場へ。作り手の新たな歩みをしっかりと体験することができました。
(ここからネタバレがあります。十分にご留意ください)
( 写真の撮影・掲載は自由とのことでしたが、もし問題があるようでしたらご連絡ください)
相変わらずいろんなものが飛んではきますが、とりあえず自前のしっかりしたカッパで防御していたので
特に苦になることもなく、むしろ、ネギの直撃を受けたときなどには妙にテンションが上がったりも・・。
スタイリッシュな部分も良く作りこまれていて、パワーのかけかたなどにもメリハリがあり、 単にメソッドにこだわるだけではなく 作り手がそのメソッドを絵具にし、舞台や観客をキャンバスにして描き出そうとする感覚や想いが観る側にもカオスではなく印象として伝わってくる。
作り手が一から再起動するというだけではなく、役者たちの献身的なパフォーマンスを再び得てこれまでに築いた進化を手放さずに更なる歩みを始めたことを実感。
率直に言って、舞台のパワーなどは一時期の作り手の従前の作品からすると減じられたようにも思えましたが、それは退歩ではなくさらなる進化への助走であるようにも感じられる。
作り手が、パワーと描き出す精度のバランスを良くコントロールし、 座組の力で観る側が一番大きく受け取りうるインパクトを作るように引き出しを引く冷静さとセンスを持ち合わたような気がする。
次の公演も決まっているとのことで(秋にこまばアゴラ劇場だそう)、 作り手がそのメソッドをどのように研ぎ、歩ませ、何を表現しようとするのか。
単なるイベント的な高揚とは異なる作り手の作劇に浸りつつ、その世界に新たな興味が湧いてまいりました。
追加の写真を別ページに張り付けさせていただいています。
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