« gojunko「女子。」デフォルメされない色でのジェンダーの違和感と浸潤 | トップページ | DULL-COLORED POP「完全版・人間失格」生き物のような舞台 »

高襟「高襟大運動会」身体に裏打ちされた遊び心をぎゅっとつめて

2012年10月22日ソワレにて、高襟「高襟大運動会]を観ました。

会場は押上のDance Studio UNO。

美容室の2階にあるダンススタジオでの大運動会って
ちょいと想像できなかったのですが、
演目の一つずつに納得。

たっぷり楽しませていただきました。

(ここからネタバレがあります。十分にご留意くださいませ)

ダンススタジオには、トラックが描かれ、
天井に墓なども飾られて・・・、素敵にチープに運動会の雰囲気が醸し出されて。
当日パンフレットを観ると、ちゃんと運動会の態になってもいて。

で、演目もちゃんとコンテンポラリーダンスと運動会のニュアンスが融合し、
さらには、そこからのイマジネーションの広がりも生まれていて。

一番圧巻だったのは
昭和のギャグたちがダンスのシークエンスへと取り込まれ、
重ねられ広がっていく部分。
まさか谷啓やビートたけし、桂文枝(三枝)やコント55号が
さらには赤塚不二夫までが
こんなに美しい身体表現に取り込まれるとは・・・。
最初は笑ってみていたのが、
途中からは前のめりになってひたすら見つめてしまいました。

その他、リレーにしても応援合戦にしても、
雰囲気をしたたかにかもし出し、
しかもダンスとしての態を失っていない。
よしんば綱引きであっても
国旗掲揚であっても、
見せるという部分でのふくよかさは
しっかりと担保されているのです。

遊び心からの強かな刹那の作りこみに加えて
そこから身体表現の冴とともに踏み込んだ、
ダンサーとしての身体の切っ先にも
がっつりと囚われて。
フォーメーションのおもしろさや、体を張った表現・・・、
勝利の舞のソロとかも、見応えがあったなぁ・・・。

いろんな引き出しの表現の表面の面白さに加えて、
それらを支えるダンサー達の足腰というか、作り出す切先というか
底力にぐいぐいと惹きつけられました。

予約特典(?)のお弁当も、
ボリューム感がありつつ、
とても繊細な味付けで、さりげなくものすごく美味しい。
思わずうふっとなってしまうちょっとエロい見栄えや工夫にも、
味付けのデリカシーにも
企画倒れにならない女性のふくよかさを感じつつ、
あっという間に完食してしまいました。
気取ることなく親しみやすい味付けは、
なんだろ、毎日食べていても、またすぐに食べたくなるような・・。
お世辞抜きに
ほんと、おいしかったです。

ちなみに、この公演、お子様向けの回もあるみたいで
そちらはどんな内容になっているのかも
ちょっと気になったり。
変に気をつかうことなく、
少々エロを残してもかまわない気はするのですがw。
(その方が子供達にダンスの魅力が心に残ってくれる気もする)
子供達がこのクオリティでのパフォーマンスを
とても近い距離で観る機会に恵まれるのはとても幸せなことだと思う。
高い品質の表現って、必ず記憶にとどまり
センスを育む肥やしになるのだろうし・・・。

観終わって、とても楽しくて、スカイツリーを眺めつつの帰り道、
そういうバージョンがあることは
とても素敵なことだと思ったりしたことでした。

別ページ に写真(1演目を除き撮影OKだったもの)を張り付けましたので
もしよろしければ、そちらもご覧くださいませ。

|

« gojunko「女子。」デフォルメされない色でのジェンダーの違和感と浸潤 | トップページ | DULL-COLORED POP「完全版・人間失格」生き物のような舞台 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高襟「高襟大運動会」身体に裏打ちされた遊び心をぎゅっとつめて:

« gojunko「女子。」デフォルメされない色でのジェンダーの違和感と浸潤 | トップページ | DULL-COLORED POP「完全版・人間失格」生き物のような舞台 »