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空想組曲[組曲「空想」]満ち足りて再び味わたくなる、短篇集のようなもの。

2010年6月14日に空想組曲vol.6 組曲「空想」を観ました。会場は下北沢OFF・OFFシアター。

その表現の豊かさに圧倒されました。

(ここからネタばれがあります。十分にご留意ください)

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#anaume のこと(「よせあつめフェスタ」project anaume)

ちょっと遅れましたが、6月13日16時の回で穴埋め企画公演プロジェクト<あまうめ>「よせあつめフェスタ」を観ました。場所は新宿シアターミラクル。

この企画、最初に気がついたのが5月31日のツイッターの記事。フォローさせていただいている何人かの演劇関係者の間で盛り上がっている話題があって、なんじゃこれはとツイードをさかのぼって追いかけたのがきっかけでした。

キャンセルが出てあいてしまった劇場で、2週間弱の間にひとつの舞台を立ち上げる・・・。しばらくいろいろと見て、起こっていることをなんとなく把握出来た時には、さらにいろんなことがバシバシ広がっていて・・・。

あれよあれよという間に役者の方やスタッフが集まり、簡単なHPが準備され、集客が始まる。観客としても、演目や役者もわからないまま、その勢いに引きずられるように予約を入れてしまう。公演の体制がたちまちに整っていく姿にはグルーブ感すらあって、その一方で、普段お気楽極楽で足を運んでいる演劇公演を支える骨組みがツイッター上で組み上げられていく姿も、実に興味深くて・・・。

予想通りチケット予約はすぐにうり止めに。追加公演が決定し、二回公演となったもののたちまちソールドアウト。最終的には3回廻しという寄席の正月興行並みの大盛況。

前日の公開稽古という企画も観客としてはうれしかったです。短時間に準備されたとは思えない、観る側ががっつりと楽しめるコンテンツに瞠目しただけではなく、作品が演出でこんな風にもかわっていくのかという驚きがあって。

動き方や視線の置き方から細かな段取り・・・、それらが変化するたびに作品のエッジがどんどんと立ってクオリティが上がっていく。演出家からの一言でのぞくっとくるような変化が何度もあって・・。普段劇場で観ているものが、どんな作業によって支えられ研ぎ澄まされているのかを知る貴重な体験をさせていただく。

そして、当日、満員の劇場。そこでみたものには、公開稽古の品質をさらに凌駕するものがあって・・・。思わず息を呑みました。

(ここからは、個々の作品についてのネタばれがありますので、ご留意ください。)

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閑話休題、時間の道標になるような弾き語りライブ

少し前になりますが、2010年6月4日、東急東横線学芸大学駅のちかくでピアノ弾き語りのライブがありました。

私のマイミクさんのステージ。その歌声に心を全体を高揚させるような力があって。お知り合いのコンサートというレベルをはるかに凌駕したふくよかな感動につつまれました。

(続きがあります)

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快快(faifai)「SHIBAHAMA」目が覚めるような芝浜の再構築

2010年6月9日東京芸術劇場小2にてfaifaiの「SHIBAHAMA」を観ました。

落語「芝浜」はいろんな噺家さんで聴いたことがあって、馴染みの深いねた。faifaiがそれをどのように料理していくのかわくわくしながら池袋へと足を運びました。

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感覚が内生されるような舞台、マームとジプシー「しゃぼんのころ」、ポかリン記憶舎「humming4」

遅れてしまいましたが、先月末に観た、とても印象に残る2作品の感想などを・・・。

ひとつは5月30日に横浜STスポットでみたマームとジプシー「しゃぼんのころ」、もうひとつは5月31日に根津のギャラリー藍染で観たポかリン記憶舎「humming4」、どちらも印象に強い作品でありました。

ここからネタばれがあります。十分にご留意ください。

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穴埋め企画公演「よせあつめフェスタ」#anaume にときめく(注目公演)

それは、5月31日早朝のこと、いつものようにTwitterを観ていたら、あるハッシュタグに目が釘つけになりました。

新宿、シアターミラクルで6月12・13日にキャンセルが入り、それを穴埋めするための公演が企画されつつあったのです。[#anaume]というハッシュタグだったのですが、最初から追っていくとなにかとてもときめくのですよ。まるで細胞が分裂してひとつの生命体を形成する過程を追っていくような感じ・・・。下手なドキュメンタリーを観ているよりずっと面白い。

役者が名乗りを上げ、協力したいという有志が次々と現れ、公演の体をなしていく。本来、観客にはそういう過程など全く見えない部分であるはずなのですが、Twitterでのやり取りの中で、その辺りの流れがオープンにされて、観る側はその進捗にわくわくしっぱなし。

とはいうものの、その時点では公演の詳細が決まるまでには少し時間がかかるかなと思っていたのです。ところがどっこい、こちらの予想をはるかに超えるスピードで演劇関係者の連携がうまれ、公演が体をなしていく。おおまかなスタッフ・キャストが定まり、公演時間や尺までが設定され公示されて、あっという間にCo-richに公演情報が掲載されチケット予約のフォームが用意されていく・・・。現時点では、青のシャベルが目を引くちょっとおしゃれなHP上に、公演詳細がしっかりと示されていて・・・。

よしんば有志のあつまりであっても、それは同時にプロの集まりでもあって、一定のクオリティが担保される中で次々と並行処理されていく様々なことが、観ていて本当に小気味よい。もちろん、お芝居自体も楽しみなのですが、それに付随するさまざまなことが創意とスキルを持って形になっていく姿も、グルーブ感すら感じる質感を持っていて、ツイッターを介して接するだけではまってしまう・・・。

こういう、勢いを持って立ち上がっていく企画っていうのは、それだけで人をひきつけ浮き立たせるのです。去年の秋、池袋演芸場夜席のスケジュールが一晩だけぽっかりと空いてしまった時、「男なら人助け」というタイトルで、白酒、花緑、喬太郎といった腕の立つ噺家が入場料「志」で公演をうち、劇場にはいりきれないくらい人を集めたことを思い出したり・・・。

この先、企画がどんなふうに進展していくのか、どんなアイデアが生まれていくのかが知りたくて、会社でも休み時間ごとにまたツイッターをのぞいてしまう。

「災い転じて」というと語弊があるのですが、劇場でのキャンセルあら始まったこの公演、作る側だけではなく観る側にもいろんな楽しさを与えつつ、どんどん進化して本番という果実を実らせるのだろうなと・・・。

これに立ち会わない手はありません。というわけで、内容も知らないままのお勧め。いずれにしても、気づいてから数日、目が離せない公演になりました。

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