閑話休題20091017、「恋愛ポリス 恋(REN)」とか太田美術館特別展とか・・・、足をつい止めたもの
お芝居の話とは関係ないのですが、10月17日、こまばアゴラ劇場でマチネ芝居を観た後、別のお芝居を観るために高円寺に向かうまでの時間に遭遇したものをで観たものを二つほど。キーワードは「足をとめたもの」です。
・恋愛ポリス ボーカル恋(REN)
文字通り足を止められてしまいました。新宿某所で路上ライブをしていたところに遭遇したのですが、キーボード一本での弾き語りをしている彼女はマイクを通さずにオリジナルの曲を歌い上げていて。その声がかつて聴いたことがないほどにしなやかなで。
低音部をしっかりと支える声量、高音部からファルセットに至る部分の伸び。それらを操りながらのボーカルにつややかさがあって、歌詞が包み込むような豊かさに織り込まれてやってくる。さりげない揺れを持った瑞々しい想いが中高音の強弱で伝わってくる感じもあって。
いっぺんにはまりこんでしまいました。時々パラパラっと雨がふってくるのですが、彼女がもつ声の惹きつける力にその場を去ることができないのです。
オリジナル曲の後、座興っぽい雰囲気でカバーナンバーを何曲か歌ったのですが、単に歌うだけではなく、歌詞が本来持つ想いを聴く側の思いと共鳴させるような奥ゆきがあって。力みのない、でも聴く者の心をその声質で開かせるような部分に、彼女の天から与えられたような才能を感じて。嘘偽りなく、この人の声をずっと聴き続けたいとおもった。
手売りの3曲入りCDを買ったのですがそれもすごくよかったです。早速通勤のお供に・・・。
なにか新宿の路上にいることすら忘れてしまうような、奇跡の時間を過ごして。東京の奥深さに出会った気がした事でした。
・太田美術館 「江戸園芸花尽くし」
話は前後しますが、あごら劇場の岡崎藝術座が比較的早くおわったので、とりあえず急いで訪問。
なにかテーマがある浮世絵の展示会って、こう見る側にもイメージが積もっていくような感じがするのです。解説にテーマとなる植物の種類が書いてあるのも興味を一層そそるトリガーになって・・・。
そうそう、鳥居清長の藤をテーマにした柱絵の女性にちょいと懸想をしてしまいました。風に吹かれる風情が、どうにもこうにも仇っぽい。色香にすっとした透明感を感じて。安藤広重描く蒲田の梅の絵にも惹かれた。その色の美しさはたとえようもなく、絵の前で見惚れて固まってしまいました。
展示には前期と後期があるようで、10月25日までにもう一度前期を見れたらいいなと思っております。ちなみに後期は11月1日から。
マチソワのお芝居の間に、良いものに出会う。なんかすごく贅沢をしたような・・・。良いものが重なってやってくる日は、あたりまえですが、そりゃもうとても幸せなのです。
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コメント
ぴゃーーー!!!!!!!!!
たまたまカキコ見て仕事帰りにやってみたんだが楽勝で食えるじゃん(^^;
こんなんあるって知ってたらもっと早くに童-貞卒業出来たのに・・・
今までの分取り返す勢いで毎日遊びまくってんだが、ちょい忙しすぎるwwww
でも嬉しい悲鳴だしいいや♪超ハッピー(・∀・)(・∀・)(・∀・)
http://hoge.nadamonty.net/mikm817/
投稿: こめしわふぁだふぁああん | 2009/10/23 00:28