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遅ればせながら・・・(松子見ました/)

いやああぶなかった
もう少しで「嫌われ松子の一生」を見損なうところでした
来週までの上映だったみたいで間に合ってよかった
これは見ないと人生の楽しみは確実に減っていたはず・・・
映画というカテゴリーから少しはみだしたところが
すごくよく出来ていて
ただただスクリーンで中谷さんの虜になっておりました

中谷さんも大変だったと思うのですよ
女性としての上手から下手まで全てをひとりで
演じされられているようなものですから
まあ、これだけ落差の大きな人生を歩む女性って
そうはいないのでしょうが
でも彼女の演技はそんな稀有な例の存在に
見事なリアリティを与えて見せてくれました

共演者もよかったですよ
宮藤官九郎なんて本当にはまってましたものね
でも
他の出演者が彼女の人生のピースとしての演技なのに対して
彼女は松子の全てをさらけ出すような
演技を強いられたわけですから・・・
やっぱりこの映画の成功は彼女の功績なのだと思います
演技もストレートな演技だけではなく
たとえばミュージカルやCMなどの手法の中で
彼女の一面を表現させられたり
一瞬の表情にすごくたくさんの意味を押し込まれたり
しかも中島監督演出は彼女を見事に使いきって
それらの表現を成功させているのですよ
これを褒めずしてなにを褒めようかと思うほどの
見事な表現手法の成功例だし
それに乗ることができた中谷の女優魂にたいしては
スタンディングオベーション以外ないのではと思うほど
緊張感がしっかりと保たれた2時間ほどの映像は
ちょっと麻薬になりそうな部分があって
中島監督や中谷出演の作品、これから追いかけるかもしれません

追いかけるといえば下北サンデーズ、
あっという間に3回まで終わりましたね・・・
回を追うごとに演出が甘くなっていくというか
演劇の世界への安易な借景が増えているのが気にはなるのですが
でも芝居好きとしてはついつい見てしまうドラマですね・・・

佐々木蔵之介、三宅弘城や古田新太といった
芝居を知り尽くした役者が
きちんと仕事をしているので安心感もあるし、
物語がかなりチープであっても
しっかりと繋がってはいるので
それが味になってはいるのですが
もうちょっとディテールをちゃんと作ったら
もっとよいドラマになるような気がするのも事実
いいかえれば舞台のシーンや稽古場などでの
空気の密度のようなものが足りない気がするけれど・・・
まあ・・・仕方ないか・・・
でも上戸彩はよいTV女優ですよね。この戯曲の持つ
のラフさのようなものを説得力に変えてしまう
チープな「繰り返しで誘う笑い」も
彼女を介すると見事に機能しますものね・・・

まあ、毎週木曜日が楽しみっていいことだと
ちょっと文句をいいながらも
次回を楽しみにしたりするのでした

そうそう、「下北サンデーズ」は原作小説も発刊されましたが
これはこれで面白くよませていただきました
但しドラマと原作はある意味別物ですけれどね・・・

もう気が付けば8月
今月も面白くて楽しいものにたくさんめぐり合いますように

R-Club

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