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下北サンディーズ 下北沢の香りを添えて

下北サンディーズが始まりましたね・・・

それなりのエピソードをパクチーのようにもりつけて
下北沢の香りを出すことに成功していたと思います
原作の石田良衣に加えて
河原雅彦の脚本、堤幸彦の演出ということでしたが
テレビにしっかりなじんだ演出だけれどどこかに演劇的な香りがあって・・・
観ていても違和感なく、まあ無難な立ち上がりというところではないでしょうか

リズムがいいですよね・・・
主人公の生い立ちからキャラクターまで気持ちのよいスピードに乗って表現されていきます
芝居だと取り込まれる感じですよね・・・
そして、演劇への想いがちゃんと織り込まれている・・・

上戸彩は透明感が強くて癖がないから、
その分小劇場の役者たちをスパイスのようにちりばめて、
さらにはケラさんをなにげに引っ張り出して・・・
三宅弘城とか古田新太とかの貫禄のある演技もよかったけれど
演劇人側に立って演技をしている佐々木蔵之介は
本当によい出来で・・・
医龍の藤吉先生役もよかったけれどね・・・
惑星ピスタチオの時代の彼からはふたかわ以上向けた感じがするし・・・

三谷・野田のネタは別にしても
劇場での芝居の前説やアンケートへの協力依頼の口調など
演劇好きへのくすぐりも多く
まあ、演劇好きにはたまらない作品ですね・・・
駅前劇場とOffOffシアターの雰囲気にもけっこう笑った

しいて言えば舞台の演技までもうちょっと本物っぽい
切れがあるというまでもなかったのですが・・・

いずれにしても
視聴率とれるといいですねぇ・・・
陰ながら応援しようっと・・・

R-Club

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