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寝づの番の面白さ

マキノ雅彦第一回監督とのことで
「寝づの番」という映画をみてきました
面白かったですよ。
原作(中島らも)は結構前に読んでいたのですが
映像ってすごいですよね。
作品のイメージがかなり変わりました。

中井貴一さんというのは
基本的にコメディに向いているんですね
ダンダンブエノで生をはじめてみたときに
もっとシリアスな俳優さんというイメージを覆されたのですが
この映画をみるとシリアスな俳優だからできるコメディがあることが
よくわかります

堺正章さんもいい味出してましたね
歌合戦の部分のイメージって
本を読んでいるだけではなかなか膨らまなかったのですが
原作に忠実に、しかし原作よりはるかにニュアンスがしっかりと
伝わってきました

木村佳乃もいい女優さんであることを再認識
もっと華奢な感じのイメージがあったのですが
骨太な演技がしっかりできていて感心しました

なんていうのだろう
目を引くような派手さはないのだけれど
じんわりと効いて来る様な映画でありました
ただ通好みという感じはしますね。

交響曲のように壮大でもないし
今様のJPOPのコンサートにあるような
お洒落感もなかったりします
でも、フルオーケストラでも超一流のバンドでも
たとえば都都逸の世界って表現できないじゃないですか。
そういう意味では変わりになるものがない
でも捨てがたい印象を持った映画なのだとも想い

明らかに先代の松鶴師匠が浮かんでくる場面も多々あって、
そうすると私の好きな福笑師匠あたりはどのポジションになるのだろうと
考えたりもします。

まあ、良し悪しは別にして、時間に流されない記憶を
私の中においていってくれたことには間違いありません

レンタルになったらもう一度観たくなるかも。

自分が死ぬ前に思い出すのって
案外こういう映画なのかもしれませんね

芝居でもなんでもそうだけれど
しっかりとしたポジションを持った作品って
結構貴重だったりするかも。

多分、よいものをみたんだろうな・・・きっと・

R-Club


映画といえばダビンチコードはもう始まったのですね


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映画と舞台のよい処取り(The Producers DVD待望論)

なんというか久しぶりに書きますね・・・

気が付いたらもう梅雨がちかい
ついこの間NYに言ったと思ったらもう一年・・・
来週誕生日ですが、歳をとるわけだと思います

明日というか今日は「ハルちゃん」というお芝居を観に行きます
松永玲子さんがでるお芝居なので
とりあえず押さえておいて・・・
しかし、彼女の出るお芝居ってはずれがないのですよねぇ・・・
彼女の力もあるし、彼女がそういうふうに仕事を選んでいるというか
きちんとした仕事しかしないみたいな部分があるのかもしれませんが・・・

「有頂天ホテル」は予想通りというか当然のことというか
DVD化されるそうですね
スペシャルバージョン(特典映像山盛りだそうです)で6000円後半とのこと
YOUさんが歌っていた「If my friend could see me now」をもう一度聞きたいし
多分即買いなのでしょうけれど・・・
なにかいつ出るのかなみたいなワクワク感がないのがちょっと悲しい
自分の家で見ればそれはそれで映画館では気が付かなかったことも
多く発見でいて面白いのでしょうけれど。

しかしProducersのDVDは出ないのでしょうかね・・・
映画館で見ていて本当に満たされた作品でしたから
あれば、絶対に買うのですが。
ミュージカルの映画化という意味では優れたものがたくさんあって、
たとえばBob Fosseの「スウィートチャリティ」など
その最たるものだとおもうのですが
今回の「The Producers」はそれを凌駕するかも知れないと思っています。
Bob Fosseは映画を強く意識してSweet Charityをミュージカルに
移植したような感じがありますが
Susan Stromanは舞台自体が映画の移植であったこともあり
ミュージカルを強く意識して映画を作ったような・・・。
その分舞台が持つダイナミズムのようなものが
しっかり生きていて
「Sweet Charity」は舞台とは異なる表現として
映画版のよさがそこにある感じがするのですが、
「The Producers」は舞台版と映画版に共通するような
強さがあるような気がします。

それにつけてもBroadwayはまたすごい財産を
育てたというか手中に収めましたね
Susan Stromanは「Contact」を観たときにも
一種の洗練されたウィットを感じていましたが
今回Mel Brooksと出会ってその才能が開花した感じがします
気取るわけでもなく、かなりきわどい話を上品に華を持って表現できる
DirectorでありChoreographer・・・
スタイルは若干違うし男女の違いはあるけれど
Bob Fosseと同等の才能をそこに感じる・・
日本でも蜷川・三谷・松尾などの名前で客が呼べるみたいな話があるけれど
Susan Stromanの名前を聞いたら
たとえNYでもその作品が観たいと思いますものね・・・

なんにしても、早く出て欲しいですねDVD・・・・

R-Club (お芝居の感想いろいろ)

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