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急な坂道駆け上ったら・・・

4月になりました。
昨日(1日)に記事をUPしたら
多分嘘だと思われると思って・・・
で、今日のUPです。

そういえばBBCは相変わらずエイプリルフールの嘘ニュースをやっているのでしょうかねぇ・・
一番最初はスパゲティの樹から
スパゲティの収穫が始まったというものだったそうですが・・・
ビックベンがデジタルになるなんていうのもあったしね・・・
今年もお昼のニュースでなにかやってくれたのでしょうか・・・

BBCのニュースの嘘は、嘘とわかっていても
なんとなくその気にさせる嘘が多いこと
光景が浮かんでくるというか・・・
イメージがしっかりと伝わってくるというか・・・。
しかも印象を忘れにくいというか・・・

唐突ですが、昔、山口百恵さんの「横須賀ストーリー」を初めて聞いたとき
そこに浮かびあがったイメージの鮮烈に
ものすごく感動したことがあって・・・
歌、というか才能ある人があることを表現する力ってなんてすごいのだろうと
思ったことがあるのですが・・・

思ったことがあるというより、
「表現を知り染めしはじめなり・・・」という感じ・・・
そのあと、たくさんの表現に感動させていただきましたが
あの百恵ちゃん(当時)の唇から漏れる言葉に
行ったこともない横須賀の
明るい日差しと坂道の頂につくと急に現れるであろう
きらきら光る海が浮かんだときの感動は
忘れられません。
阿木燿子さんが描いた横須賀の大人になる直前の少女の姿を
山口百恵というアーティストが彼女のイメージを借景に
見事に演じ切ったということなのでしょうが

あのはるか昔のとある一日
友人の家ですごす午後、
ラジオから流れてきた新譜情報のなかでかかったあの曲・・・
歌が急に心のなかで広がり
「横須賀ストーリー」の男と少女の様々な風景が
私の中に映ったとき
私は自らのなかに私自身を観客とするおおきなスクリーンが存在することを
はっきりと自覚したことでした

このスクリーンがあるから
チェルフィッチュ(3月5日)の表現に時間のスライスからかおり立つ表現を感じることができる・・・
あの流れる時間の瑞々しさを
舞台空間と共有できる・・・

何かを感じることができるということは・・・、
多分何かを感じることが出来ない人より
私はずいぶんと幸せだと思うのですよ・・・
あの日、その感動を友人に一生懸命話して
でもまったく理解してもらえなかったけれど・・・
少なくともあの時点で私は友人より
まちがいなく満たされたなにかを持っていた

それがBBCのエイプリルフールのNEWSから
湧き上がる本当のような嘘の光景であったとしても・・・
それで現出する物語にわくわくできるから
エイプリルフールが楽しみになるって言うものです

そんなことを考えながら
青い鳥のずぅーーーと昔のビデオをながめて(ある日せっせと)
なんとなくのんびりとした日曜日でした
あれもいい芝居だったなあ・・・

R-Club


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