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サラリーマンNEO

NHKで先週からはじまった
サラリーマンNEO、
けっこうきてますね・・・

生瀬勝久さんや山西惇さんなど
小劇場系の実力派を備えた演技人もなかなか魅力なのですが
それよりもなによりも
コンテンツの発想がすごく魅力的で・・・

品のよい悪ふざけというか・・・
モンティパイソンっぽいテイストというか・・・
一発で虜になってしまいました。

この番組って、確か昔BSでパイロット版をやっていて
そのときから気になってはいたのですが
このようにレギュラー番組に昇格しているのをみると
NHKの懐の深さのようなものを感じます

民放とちがって公共放送には
なにかと制約のようなものがある気がするのですが
その制約が逆によいほうに働くこともある
元々、NHKにはこういう実験的というか
チャレンジがたっぷりある番組ができる土壌が
あるのかもしれませんね

そういえば前述のモンティパイソンも
BBCというイギリスの公共放送が作ったものだし
昔のNHKってけっこう斬新なものをたくさん作って
いたような気がするし・・・

いずれにしても火曜日の夜がちょっとたのしみになりました

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あの台詞が突然・・

プライベートでかなりきついことがありました。

人間って本当につらいと
何も話せなくなるのですね・・・

でも、情けないのは
芝居を見すぎているとそんなときにでも
芝居を通じてしか心を癒せぬようになっていること

第三舞台のハッシャバイのあの台詞が
ふっと蘇るのですよ・・・

地下水道、
長野里美さんのあの一言
まるで魔法のようにそこにある・・・

もし、私に芝居を見る理由があるとすれば
私の毎日の生活と芝居の世界のリンクが
ある日私を救ってくれることがあるのを
私自身が知っているからかも知れません

アキレス腱を伸ばして、
長い地下水道を
駆けるしかないのであれば・・・

ラストシーンの記念写真のように
この日が祝祭に繋がることを祈って
走り続けるしかないのであれば

ただ、そうするだけです

R-Club

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ナイロビの蜂、枠の中の名作・・・

ココログを通して応募した試写会に当たって
「ナイロビの蜂」という映画を見てきました。

もし、評価をしろといわれたら、かなり高い評価を差し上げると
思います。
物語にしっかりと骨があり、謎解きの作り方がとてもしっかりしていて
最後まで飽きる時間はまったくありませんでした。
それに、しっかりとした質感を持った映画で
観客をとりこんで放さないような部分があって・・・
スクリーンからなにかがちゃんと伝わってくる映画でした

イギリス映画とのことですが
映像などは一見コンサバティブに見えて
きちんと観客の目を引くことを考えたような
斬新さをもっていたし
ラストもしっかりと作りこまれた印象でした

アメリカ映画のような派手さはないし
フランス映画のような小粋さもないのですが
しっかりとついていく意欲のようなものを
観客に与えてくれるのは
やっぱり作品の作りが秀逸だからだと思います。
イギリス映画が持つ等身大のリアリティみたいなものが
物語が持つ熱を観客に近く感じさせているし
ヒーローの主人公が卓越した能力でなぞを暴いていく
アメリカ映画と違って
主人公が等身大でなぞを解いていく姿は
観るものの視点をしっかりひきつけずにおかない
正直、主人公と妻が飛行場で別れるシーンに
物語が戻ったあたりからいっきに引き込まれたし
熱い感動があったのも事実。

でも、同時にこの物語って、イギリスのホワイトカラーの世界の枠から
外れていないところにもうひとつのすごさがあるような気がします。
外交官の主人公もその妻も、
要はとてもお金持ちなわけですよ
そのゆとりから生まれた感動のリッチさに
憤りを感じたり悲劇に涙する自分が
やっぱり日本の豊かさのなかで物を感じていることに
ふっと気づいて・・・
なにか別の感慨にふけったことでした

映画としてはひとつづつのシーンがとても生き生きと見えるし
カメラワークにも迫力があるし・・・、全体に骨太さもあるし
恋人どおしでもよいのですが、
ひとりで腰をすえてしっかり見るのすごくよい映画だとは思います

一応おすすめということで・・・
ごらんになるなら、しっかりとご飯を食べて
体力の不安をなくしてご覧下さいませ

R-Club

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急な坂道駆け上ったら・・・

4月になりました。
昨日(1日)に記事をUPしたら
多分嘘だと思われると思って・・・
で、今日のUPです。

そういえばBBCは相変わらずエイプリルフールの嘘ニュースをやっているのでしょうかねぇ・・
一番最初はスパゲティの樹から
スパゲティの収穫が始まったというものだったそうですが・・・
ビックベンがデジタルになるなんていうのもあったしね・・・
今年もお昼のニュースでなにかやってくれたのでしょうか・・・

BBCのニュースの嘘は、嘘とわかっていても
なんとなくその気にさせる嘘が多いこと
光景が浮かんでくるというか・・・
イメージがしっかりと伝わってくるというか・・・。
しかも印象を忘れにくいというか・・・

唐突ですが、昔、山口百恵さんの「横須賀ストーリー」を初めて聞いたとき
そこに浮かびあがったイメージの鮮烈に
ものすごく感動したことがあって・・・
歌、というか才能ある人があることを表現する力ってなんてすごいのだろうと
思ったことがあるのですが・・・

思ったことがあるというより、
「表現を知り染めしはじめなり・・・」という感じ・・・
そのあと、たくさんの表現に感動させていただきましたが
あの百恵ちゃん(当時)の唇から漏れる言葉に
行ったこともない横須賀の
明るい日差しと坂道の頂につくと急に現れるであろう
きらきら光る海が浮かんだときの感動は
忘れられません。
阿木燿子さんが描いた横須賀の大人になる直前の少女の姿を
山口百恵というアーティストが彼女のイメージを借景に
見事に演じ切ったということなのでしょうが

あのはるか昔のとある一日
友人の家ですごす午後、
ラジオから流れてきた新譜情報のなかでかかったあの曲・・・
歌が急に心のなかで広がり
「横須賀ストーリー」の男と少女の様々な風景が
私の中に映ったとき
私は自らのなかに私自身を観客とするおおきなスクリーンが存在することを
はっきりと自覚したことでした

このスクリーンがあるから
チェルフィッチュ(3月5日)の表現に時間のスライスからかおり立つ表現を感じることができる・・・
あの流れる時間の瑞々しさを
舞台空間と共有できる・・・

何かを感じることができるということは・・・、
多分何かを感じることが出来ない人より
私はずいぶんと幸せだと思うのですよ・・・
あの日、その感動を友人に一生懸命話して
でもまったく理解してもらえなかったけれど・・・
少なくともあの時点で私は友人より
まちがいなく満たされたなにかを持っていた

それがBBCのエイプリルフールのNEWSから
湧き上がる本当のような嘘の光景であったとしても・・・
それで現出する物語にわくわくできるから
エイプリルフールが楽しみになるって言うものです

そんなことを考えながら
青い鳥のずぅーーーと昔のビデオをながめて(ある日せっせと)
なんとなくのんびりとした日曜日でした
あれもいい芝居だったなあ・・・

R-Club


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