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歌舞伎手法の奥深さ

昨日、「決闘!高田馬場」、見てまいりました。
いやーーー、本当に楽しみました。
その前の週が、ポツドールの「夢の城」で
閉塞した空間でのお話でしたから、
この歌舞伎のようなものは
いたく開放的な感じがして・・・

なにせ、恥ずかしながら、歌舞伎ってほとんどみたことが
ありませんでしたからねぇ・・・
まあ、コンサバティブな歌舞伎とはまた違うのでしょうが
(なにせ三谷歌舞伎ですから・・・)
でも、テレビでしか見たことのない歌舞伎の技をたっぷり楽しませていただきました

開演前の場内はなにか業界の方がけっこういらっしゃって・・・

斜め前に座られた立川談志師匠にはびっくり。
至高の芸をお持ちでも、さらに新しいものを吸収していくんですね
名人というものは・・・

そうそう、永作博美さんも私の前を通過されていきましたが
華奢なかんじと美しさにちょっと見とれてしまいました

余談はさておき、本題に戻りますね
正直言うと、ミュージカルのOvertureのような謡曲を聴いたときには
大丈夫かなっておもったのですよ。
なんか、今に迎合しているっぽいというか
伝統芸能には無理があるのではないかって
不安だった。

それが、前半のぐれた中山安兵衛の演技、染五郎の二役と見ていくうちに
なんかグッとつかまれるように舞台に引き込まれて・・・
歌舞伎特有の音の使い方が
物語をくっきりと見せてくれる。
伝統の智恵と言うか・・・
シンプルな物語の枠が、
かえって登場人物の心根を深く見せてくれる。
物語に隈取りをしているようというか・・・
小さな工夫の積み重ねが舞台をしっかり作り上げている感じがする
観ていてどんどん物語に観客を引き込む強さが
この舞台にはある

で、舞台にタメができたところで
そこから走り出した役者たちのすごさ
圧倒的な疾走感、
私の中にあったゆっくりと優美な歌舞伎のイメージを
いっきに吹き飛ばすパワー、スピード感
登場人物が走り出すとき
かれらがぐっと大きく見えて・・・
走り始めると一気に速度が上がる感じ
正面から横、さらに後ろを向いて・・・
そのたびにスピードが上がっていく・・・
走る所作が芸の力で景色を動かすように見えて、見るものを休ませない

高田馬場ですでに始まっている形式美のような殺陣が
走る側の力強さをさらにひきたてて・・・

染五郎が刀を振るう力強さや、力つきかけた安兵衛が
再び走り出すシーンにもうドキドキ。

そして最後のシーンの美しさたるや・・・
もう・・・

1万2000円、安い!

と客に思わせる。


いやあ、まいった

昨日のことなのにちょっと興奮が冷め遣らない感じですが・・・、

とにかく面白かったです

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