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通勤路が至福の音に包まれて

いつも丸の内線の銀座駅から勤め先まで
地下道を利用するのですが、
今日の帰り道、その一角がライブ会場と化していました。

なんと、paris matchの水野まりさんがご出演
paris matchは大好きで、CDもほとんど持っているのですが
生で聴く彼女の声はCDよりもずっと艶と力がある感じ・・・
低音の部分のハスキーな声にしっかり魅了されて
そのまま高音の伸びとしっかりとした太さのある声につれられていく
快感といったら・・・
CDでの彼女のボーカルは軽さと洗練が強く感じられるのですが
(それはそれですごく魅力的)
生で聴くとそこにまっすぐに聴き手に向かってくるような強さと
きらっと輝く艶のようなものがさらに加わった感じで・・・
まあ、10mくらいの距離で聴いているのですから
迫力もすごいのですが
繊細な部分、言葉を大切に歌っているところもしっかりと伝わってきて
スローなナンバーに取り込まれ、アップテンポなナンバーに揺さぶられ
最後のカーペンターズのナンバー、「close to you」には魅せられて・・・
ギターとキーボードだけの伴奏で
銀座の歩きなれた通勤路にしっかりと彼女の世界を作り上げてしまうすごさ
彼女の歌声に包まれながら、快楽にも近い時間を過ごす中で
一層paris matchのファンになってしまいました
20051111185837


もう一組、ブレッド&バターのお二人のステージも充実していました。
本当に気持ちよさそうに歌っているのが
観客にも伝わってくる感じ
ここ一番の迫力もさすがプロで、
しっかりと観客の聴くスイッチを入れてくれるような・・・
歌詞に込められたメッセージも秀逸で
しかも押し付けるのではなく共有するような感覚で
聴き手を捕らえていくのです。
一番すごいなと思ったのは
初老から次のステップに移るくらいの風貌と裏腹に
その声の若々しいこと・・・
聴いているうちにこっちが若返る感じさえしましたもの・・・
そして、それぞれの曲にこめられた感情やわくわく感が
自分にしみこんでいくのが心地よくて・・・

音楽というのは、不思議な表現方法で
ロジックでなく、人の心が持つスクリーンに
直接色を塗ってしまうようなところがある気がします
芝居なら動作を積み重ねて表わしていくような感情を
いくつかの音や歌詞でもっと深く表現してしまう
芝居がプラネタリウムで宇宙を表現するとすれば
音楽は星の瞬きだけで宇宙の広さを悟らせてしまうような一面が
あるような気がします
実際のところ、ギターとキーボードのようなシンプルな伴奏に彩られたボーカルが
あれだけの世界をしっかりと構築するのですから
音楽恐るべしです・・・

いつもの通勤路に現出した、心地よい非現実、
出演者はWarm Biz宣伝の一環として、暑さのなかで
スポンサーからのお仕着せのセーターなど脱ぐこともできず
ある意味大変だった思いますが、
観ている方はその暑さに南の音楽リズムをしっかりと思い出し
結果としてたいへんおいしゅうございました

こういう体験は、今回のように無料でなくてもよいから
もっとたくさんして見たいですね・・・
芝居の代わりではなく芝居に加えて
もっとコンサートなども聴きに行きたいものだと感じたことでした

R-Club


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