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歌わせたい男たちが願望を達成するためには

なんだか最近、歴史の変わり目なのかなって気がします
昔の常識がすこしずつずれてきていて
今が生まれているような気がする・・・

この間の総選挙も次の世代のまた子供達のころには
歴史の教科書に載るかもしれないし・・・
昨日の小泉首相の靖国参拝だって
結果がどうなるかは別として
もしかしたら、新しい歴史の扉を押す一歩になるかもしれません
昭和になってから第二次世界大戦が始まるまで
わずか16年だったのですよね・・・
16年前といえば80年代の一番最後の頃・・・
私は第三舞台の芝居とかを見ていました
夢の遊民社も見ていたなぁ・・・

なんか当たり前のことが当たり前でなくなってくるのは
ちょっと不安で・・・
当たり前のことが当たり前だったときには
退屈だけが心を支配しているようなきがしてたのに・・・

先週末に見た「歌わせたい男達」は
高校卒業式での君が代日の丸問題が主要なテーマになっています
R-Clubにも感想を書きましたが、
単純にイデオロギーを前面に出してステレオタイプに
国歌や国旗のことを語るのではなく
それぞれのやや本音に近い部分で教師達が翻弄される姿が
描かれていて面白かったです。

昔、国旗を見ていただけで右翼といわれたり
国歌斉唱に不起立をすることが主張であるような
そんな価値観の時代があったことも事実なのですが
今じゃそんなの流行らないとおもうし・・・
そんな価値観がある意味正の価値観として温存される土壌があるのって
教師の世界くらいなのかもしれません

もちろん、国を守るとかお国のためとか言って戦争を礼賛したり
過度な国家への愛への象徴として国旗や国歌が利用されるのは
問題だし
宗教と同じで価値観の中心に国が置かれたり
国のいやな部分をいやだといえなくなったり
するような社会、あるいは国への偽善が褒められたりするような世界は
絶対にいやだけれど(内心の自由はおろか表現の自由は守られるべき)
自分の毎日が結構楽しくて
周りの環境や自分をはぐくんだ文化が好きで
自分の生まれた国にはいいところや素敵なところがあると
思える人が
そんな素敵な時間を楽しめる環境への礼儀として
自分の気持ちで国歌を歌うことを(サッカーの国際試合の時のように)
雰囲気で否定されるのもすごくいやな気分になります
そういう風に自らがかかわり自分達にとってよい部分もある国に対して
希望を与えてくれる教育もせずに
ただ、自分が園一部を構成する国を批判して
不起立のようなことを生徒に吹き込むような先生にあたった
教え子達はとても不幸な気がします

まあ、世の中ってそんなにばら色でもないし
自分の周りや自分の生きる国のよいところを
ちゃんと見せてくれる教師の方って
現実にはあまり多くないのかもしれませんが・・・。

それらのわだかまりを全てゆっくりと
包み溶かす様な
戸田恵子の歌にも感動したけれど
同時になんか今の日本の妙な歯車の狂い具合を
見事に浮きたたせて見せた
永井愛さんの作劇のうまさにも
かなり感心させられました

なんかちょっと考え込む部分が
またよい刺激になって

こういうお芝居って、ふっとしたときに
思い出したりするのですよね

まだ、公演期間もあるようだし
とりあえずはお勧めです


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コメント

初めてコメントさせていただきます。私はお芝居のことは分からないのですが、基調としてパトリオティズムとナショナリズムの違いを述べておられましたので、そこに激しく反応しています(笑)。

私はジョン・レノンのイマジンに疑問をもってからずいぶんになります。と言えば、何を言い出すかお察しかと思います。Imagine there's no country の部分です。テロが表舞台で暗躍(?)し始めてから、国家というものがソレラの防波堤であることも明らかになってきました。

ナショナリズムの全否定は国家の全否定から導き出されたものと思います。このような思考方法をとる人々にとって国旗・国歌は(その象徴として)否定の対象なのだと思います。日の丸・君が代を否定しているんだ、と言い逃れていますが…。

終戦直後の少年少女はパラダイムシフトを体感したといいますが、私も現在進行形でガッコウで教わった嘘っぱちを剥ぎ取っている過程にあるような実感があります。けれどもいまだ反日と反権力の区別のつかない人々が大半です…。

この国の政治は保守とリベラルが育ってこなかったので、何でもかんでもヒダリとミギの引き出しに放り込んで、たくさんのイデオローグを生産してしまったように思います。ジブンのアタマで考えず、引き出しの見出しの色で判断する人々…。

長々と自分勝手な感想で失礼します。なにぶん…お芝居のことには何のコメントもできません(汗)。89年あたりから歴史の生き証人にされているような不安があります。もっと気楽に生きていたかったという気持ちもあります(笑)。

投稿: フォー研のM | 2005/10/20 16:46

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