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ひっぷらほっぷら

音楽に関しては
衝動買いというのが明らかにあります
CDショップの試聴ようのヘッドホンをかぶって
3分で前においてあるCDをキャッシャーに持っていくという
あれです

今日、たまたまちょこっと立ち寄ったWaveの某店で
まさにそれをやってしまいました

ひとつは加藤ミリアのMAXIシングル・・・
最近の歌い手では平原綾香の歌唱力もすごいけれど
耳にニュアンスがしっかり入ってくるという点では
加藤ミリアの方が上かもしれません
しかも心地よい
すこしハスキーなのですが同時にのびやかな声をお持ちで・・・

二つの曲をいくつにもアレンジして6トラックの構成なのですが
いずれのアレンジも~風という領域を超えて
ひとつの作品として成立しているのもすごい
それは、耳がこえた日本人に対して
海外の同種の音楽よりさらに魅力的な音を
日本人がつくれることを
再確認した瞬間でした
言葉の使い方も日本語と英語がミックスして
どちらの言葉でも表現できないニュアンスをあらわすので
日本語がさらに広がった感じで・・・

日本語が広がったといえば
同時に衝動買いした「Bennie K」のラップも
すごくよくて
昔、ラップの日本語といえば
まるで四文字熟語をならべたというか
ちょっとのりのよいお経のようなイメージがあったのですが
Bonnie Kに登場するラップは
日本語と英語のミックスでありながら
日本語としての広がりを持ったものであり
なおかつ、個性的ですらあり・・・
なんというか、ラップの文化は完全に日本の言語にとりこまれた
イメージさえあります

たとえば芝居でも、昔の翻訳劇が鴻上尚史に揶揄されていたのにたいして
「ママが私にいったこと」では登場人物の名前があちらのものでありながら
日本語として感情的な部分まで翻訳されて観客に
違和感をあたえなかったように
ラップの歌詞も聴き手がリラックスしたまま
日本語できちんと処理がかなうまで進化したということでしょうか・・・

今日買った2枚のシングルは
いずれも
言葉という意味でもこれまでの領域を抜けたシングルで・・・

なにかこれからの日本の歌い手達の作品にふれるのが
楽しみになってしまいました

まあ、元々HIPHOP系の音楽はだいすきだったのですが・・
黒人ラッパーが奏でるHIPHOPにたいして
若い日本人の創意にみちた
音楽、勝手に名づけさせていただければ
ひっぷらほっぷら、それが自然に日本に定着していくのは
やっぱり、さまざまな才能が日本の音楽シーンに
満ちているからでしょうね


とりあえずは芝居以外にも人生の楽しみができたということで・・・
人生楽しみが多いに越したことはないですよね!

R-Club

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