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Sweet Charity のすばらしさ

歳がばれるのであまり言いたくはないのですが
Sweet Charityは1985年にブロードウェイで
見ています
当然Gwen VerdonではなくDebby Allenのやつ
プレビューでみて、もう圧倒されて・・・

そのころはBob Fosseの名もそれほど知っているわけではなく
それだけに「Big Spender」の衝撃はすごかった
あの時見た「The Aloof」というナンバーは
私が生で見たダンスナンバーのなかでも多分一番だろうと思っています

前の記事でも書きましたが、
映画版の「Sweet Charity」がDVDになりました
Amazonで2000円強で購入したのですが、
これが超おすすめ・・・
舞台と映画、どちらがよいかといわれると
やっぱり舞台の方が軍配は上がるわけですが
でも、DVDにはとんでもない特典映像がいくつもついている

そのひとつに、「ハッピーエンド」バージョンの
スウィートチャリティというのもあって・・・
当時エンディングには2つのバージョンが作られていて
Bob Fosseはそのなかでよいほうを選んだということなのでしょうが
なんか両方見ると一層この映画の終わり方の秀逸さがわかって
おもしろかった
まあ、そりゃ、ニールサイモンが脚本を書いているわけですから
ハッピーエンドバージョンの幕の引き方だって
すばらしいのですが
採用された方の終わり方は、この物語の普遍性と
主人公へのBob Fosseの愛着のようなものが溢れていて・・・

そもそも、この作品には大ヒットのブロードウェイミュージカルの映画化という
単純な展開をはるかに凌駕した部分があって・・・

主人公と相手役のふたりがハッピーエンドで結ばれてほしいと思うのはごく自然な心情かと・・・
でもね・・・、ネタバレになってしまうからオリジナルの
エンディングは書かないけれど・・・
それはそれでよく出来たハッピーエンドバージョンよりも
オリジナルのエンディングのほうがはるかに広がりがあるのです

ニールサイモンの作風は
エンディングだけでなく随所に満ちていて
単なるミュージカルを素敵な
物語にまで昇華させている

深夜営業のビストロみたいなところで
チャリティとオスカーが
お互いの行き違いを修正していく光景などは
コンサバティブと思えるほどまっとうで
でも役者達の言葉の間に
ふきだしたくなるような間があって
ぐいぐいと引き込まれていく
2つのテーブルの座り方や
攻守?の取り方も・・・
あれってミュージカルというよりも喜劇の王道ですよね
しかもよくできた会話で今見たって全然陳腐化していない・・・

こまかい感想などは別の記事にかきますが
一部をかじっても通してみても
本当に見ごたえのある映画だと思います

アマゾンで注文してから中一日で着たのにも驚いたけれど
こういう映画が作られていたアメリカって
まさにgood old daysなのかもしれませんね・・

うん、よいお買い物でした

R-Club

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