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25Mのドラマ

週末に京都にいってきました
ちょっと遠めの親戚に不幸がありまして・・・

で、お葬式が終わった翌日
せっかくだからと四条通りにいってみると
祇園祭りの鉾を組み立てている真っ最中・・・

祇園祭というと、雅なお祭りというイメージがあったのですが
その鉾の組み立て作業は非常に男っぽく
なおかつ智恵に溢れたものでした
ごく近くで作業をみることができたのは本当にラッキーだったのですが
作業をしている人たちの姿が本当によくて
棟梁のような方の柔らかくときに厳しい言葉・・・
作業を進めていく際にもちゃんと
伝統を伝えるというか
細かいこと、テクニックのようなものを
若い衆に指導しながら作業を進めていく
その姿がなんかよい

伝統に定められたとおりなのでしょうね
サクサクと作業がすすんでいく
決められた手順に従って木が組み立てられ
藁縄でしっかりと縛られ鋒が形になって行くのは
見ているだけでもわくわくしてしまいます
作業をしている人がある種の誇りを持って
仕事をしている様よいですよね・・・・
ここ一番、全員で力を出すときの迫力・・・
25mの高い高い鉾が立ったときの感動・・・
たった一枚の竹板であんなに大きな鉾を滑らせる知恵・・・
1年に一度しか見ることができないものだし
すばらしいパフォーマンスに立ち会えたと思います

見ていて
なにかを作るということの楽しさを知っていること・・・
作り上げる仕事を知っているということ
作り上げる誇りを知っているということ・・・
それがどれだけ素敵なことか
やや涼しい風のふく古都のどまんまかで
なんとなくいろんなことを考えてしまいました

芝居にしてもそうなのですが
何かを形にするというのは
思い付きだけではなかなか出来ない・・・
いろんなことを考えて、技術があって、きちんと手順を踏んで
はじめて出来上がるもの
新しいことも大切だけれど、伝統の力って馬鹿にしちゃいけない
ちゃんと手順を踏んだものには
きちんとドラマがふくまれるものなのですね

なんにしてもよいものを見せていただだきました

(7月13日一部改訂)

R-Club


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