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借景、あるいは言葉の背景

昔ながらの日本語ばかりをあつめた「なつかしい日本の言葉」という
本が出ています。(宣伝会議 文庫サイズ)
これがとても面白くてね・・・
同時に知っているようで意味がちゃんと理解できていないことが
意外と多いのにショックでした

「たまゆら」とか「早乙女」とかは意味もわかってなかったし
「蓮っ葉な女」がなぜそんな意味になるのか知らなかった
おきゃんってお侠って書くんですね・・・
ゆかしい人、素敵な言葉だと思います
言葉に含みがあるのがよい
何かを点でなく線、線でなく面というように
広がりを持たせてあらわしているのが良いと思います

たとえば今より情報の流れがゆったりしていたというか
こういう言葉が生き生きとしていた時代には
このような言葉が人々の生活に溢れていたのでしょうね・・・

このあいだ、NHK教育で「ひょっこりひょうたん島」の再放送を
やっていたのですが、今のアニメなどにくらべても
言葉の遊びがお洒落でちょっと感動してしまいました
当時としては斬新な言葉の遊びだったのだと思うのですが
いまでは気品すら感じさせるような部分があって・・・
井上ひさしの才気を感じます。

野田作品(秀樹)の言葉遊びもニュアンスをしっかり引っ張っているのですが
次元を飛び越えてリンクを張るような部分があって
その分新しいけれどちょっととっつきにくい
慣れると自由度が大きいことから
作れる世界も大きくなるのですけれどね
リンク自体にピアノ線のような強さが必要ではあるのですが・・・

広がりにはしたたかさが必要だし
したたかさには感性が不可欠です
感性が共鳴するから新しい言葉が繋がっていく
いろいろな事象や豊かに感じる心を借景にして
想いが伝わっていく

たくさん言葉を知っていることは
たくさんの感性を持っているのと同じこと・・・

だから
「なつかしい日本の言葉」に
私ははまってしまうのです

R-CLUB

の劇評も豊かな感性に裏打ちされたものになるように
精進しなくちゃ・・・


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